ヘルパーさんの現場は・・・政務調査|07/09/09 今日は志摩市社会福祉大会「まるごと!社協デー」へ行ってきました。朝からは式典だったのですが午後から社協が行っている事業の紹介ブースをじっくりと回らせていただきました。 社協で働いている訪問介護士(ヘルパー)さんとかケアマネージャーの方々とお話をする機会がなかなかないので非常にいいチャンスだと思い、さまざまな現場の苦悩を聞かせていただきました。
いろいろなお話があったのですが皆さん介護保険制度そのものの理念は否定しないけれども現場でのさまざまな矛盾に非常に苦労されていることがよく分かりました。 例えば最近増えてきている生活支援。家事などをお手伝いするサービスなんですが制度上どんなサービスでも提供できるわけではありません。しかし、利用者サイド(特にご家族)が「家政婦さん」と同様に思っていることから家事に関することはあれもこれもお願いされるそうです。気持ち的には対応してあげたくても制度上できないし、やってはいけない、やったら10割自己負担になってしまう・・・そんな想いを持ちながらお仕事に当たっているそうです。 また入浴介護もやることが同じでも看護師さんが同行する場合とそうでない場合とでは報酬単価が異なるそうです。一方で在宅介護は看護師さんにとっても責任が重いなどの理由でなかなか看護師さんのなり手が少ない現状にあります。 離島への訪問介護についても定期船を利用せざるを得ないことから臨機応変な対応ができないことも悩みの種とのこと。例えば個人が所有している船を登録して、必要な時に離島を行き来し、その船賃は福祉政策として行政が負担する、ということも考えるべきかもしれません。 さらに病院との連携にもさまざまな課題があるそうです。急病になった際の急性期医療、その後の医療行為を続けながら回復を図る慢性期医療、このあたりまでは連携がなされているようです。しかし、さらにその後の介護を受けながらの在宅での回復期については病院との連携が困難になっている現状も詳しく聞かせていただきました。 来年度に向けて保険医療計画が見直されることになっていますが、発病から在宅での回復、自立までのトータルな取組が強化されようとしています。ぜひ病院における医療と在宅介護との連携を強められるよう県議会においてもじっくり協議していきたいと思います。 今日は現場の「ナマ」の声を聞かせていただく貴重な時間を得ることができました。本来であれば定期的に現場で働くヘルパーさんなどの声を行政が聞き取る機会を設けるべきではないかと感じました。霞ヶ関の机の上で、あるいは津市の県庁舎の中では現場の苦悩はなかなか理解できません。まずはこうした取組を行っていくことが必要だと考えました。 |

