政策メッセに参加して(その2)政務調査|08/03/25 昨日に引き続き政策メッセのご報告をいたします。今回は「格差」や「地域間格差」についての議論です。 4人のパネリストが繰り広げたさまざまな主張のポイントを箇条書きでご紹介したいと思います(なお、順番は必ずしも発言順ではありません)。
*地域間格差と個人間の格差とは表裏の関係にある。弱い地域には弱い個人が集まっているし、強い個人が集まるところは地域そのものが強くなるという傾向が見られる。 *人が移動しやすくなり、富のある地域へ富を求めて人が移住することも地域間格差を広げる背景にある。 *産業が知識集約型へと変化することによって個人間の経済生産性の違いが顕著になり、その結果、個人や地域の間で格差が大きくなってきている。 *都市と地方、都市内、地方間、この3つの格差が生じている。地域格差は人間力格差。 *正規社員と非正規社員との格差が個人間の格差の主因になっている。非正規社員でも生産性の高い仕事をしているが賃金が低く抑えられている。 *社会的な再配分(富のある者から富のない者への所得移転)の機能が低回していることも格差拡大の背景にある。 *統計的に分析すると所得の低い地域ほど地域内の格差が大きい。経営者が多く住む地域は豊かであることも統計的に表れている。 *財政力の弱い市町村同士の合併によって、さらに弱い地方自治体が生まれてしまった。 私がメモをとったポイントは概ね以上です。 この議論を読まれて皆さんはどのように感じましたでしょうか? 確かに昨夏の参議院議員選挙の際に論点ともなった「格差」問題は富める者(地域)と貧しい者(地域)との違いが広がりすぎていることでした。もちろん所得を多く持てることに越したことはありません。誰もがお金は欲しいですし、お金があればある程度の幸せを得ることもできます。 しかし、お金だけでは得られない価値もあるはずです。 私たちは確かに長引く不況でしんどい生活を送っていますが、この志摩の自然や風景、人柄に心をいやされる至福の時間があるのも事実です。こうした観点が完全に欠落した議論では地方はいつまでも負け組であり、社会的に問題視されてしまう、、、という危惧を感じました。 |

